2010年11月9日火曜日

大間々-1

11月7日・日曜日
出会いを求めて群馬県みどり市大間々に来ました。
出会いは果たせませんでしたが、そこで新たな出会いがありました。
長くなるので先ずは最初の出会いはお醤油屋さんです。
株式会社 岡直三郎商店
創業天明7年 (1787)と言いますから200年以上前
昔のままの木樽で熟成発酵する製造工程を案内して頂きました。
毎日使うお醤油の作り方・・・知りませんでした。
大豆は蒸す温度で醤油になったり納豆になったりするそうで、
醤油を造る為には30度代で発酵させてもろみを作るそうです。
もろみを熟成させる蔵に行くと圧巻!
高さが何メートルも有る大きな木樽が薄暗い蔵に並んでいます。
樽の板は相当に昔から使用していて取り替えないそうです。

梯子を登って樽の中を見ると熟成中のもろみがぎっしりと。

樽の上に上がって屋根裏の梁を見ると野路板から大梁まで酵母菌がぎっしり・・・
これが美味しいお醤油が出来るのに役立っているそうです。
蔵も樽も100年以上経っているそうです。

この後の製造工程を案内して頂き外へ出た景色は僕の心を捉えてしまいました。

*写真をクリックして大きな画像で見て下さい。

そこには二度と作る事の出来ない忘れていた景色がありました。
高くそびえる煉瓦作りの煙突
煙突に負けない存在感の堂々たる陸屋根
風情を残した井戸端
こんな景色が壊されていない・・・
その景色は次の出会いをもたらしてくれる事になりました。

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