2011年6月19日日曜日

小さなお葬式


多摩川の土手
ここは奥沢のクピドやラブリコチエの
クリスマスディスプレイの流木を拾いに来たところです。
長男が小学校5年生の頃 多摩川の支流で魚や亀を捕まえて遊びました。
子供の捕まえた小魚を水槽で飼ったのが7年前
数日前、飼っていた魚が死んでしまいました。

数週間前から様子がおかしかったのですが
苦しそうにしている時は水槽に手のひらを添えると近寄って来ました。
小さな魚にも感情があるように感じていました。

生きているうちに基居た川に戻してあげなければと思いましたが
自然の中で生きていけるか心配で今日迄来てしまったのです。
せめてお墓は基居た川に埋めてあげようと考えていました。

人影のない夏草の茂る川原をかき分けて小さな州を見つけてお墓を作りました。
拝んでいると突然後ろから『お久しぶりです。』
ドキッ〜!
振り替えると黒い犬を連れ杖をついた老人が立っていました。
初対面な事をお伝えすると、『何をされているんですか?』
訳をお話しして拝んでいると後ろで『南無阿弥陀仏・・・』
一緒に拝んで頂きました。
御歳88歳になられるそうです。
長くここに住んでおられるそうで
僕の行動に感銘されていました。
急な土手を戻るのに手を添えると遠慮され、毅然と坂を登って行かれました。
お元気でお過ごし下さいますように。

紫陽花だらけの帰り道
7年間に及ぶ狭い水槽生活を詫びて冥福を祈りました。

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